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「生きる元気」のもらえるお寺

新本堂NEWMAINHALL

新しく建設された本堂を詳しくご紹介します
 完成;平成30(2018)年12月5日
 仕様;入母屋(いりもや)撞木(しゅもく)屋根流れ向拝(ごはい)付木造本堂
 規模;間口7間×奥行11間※1間=192p
 建築面積;522.357u=158.013坪

空撮

東上空より 新本堂右手が同朋会館 その手前が庫裏


南上空より 撞木(しゅもく)屋根の採用により高さを抑えて縦長の本堂を実現


少し北上空より 本玄関とのバランスも本堂の品格に影響するとか



外観

間口7間×奥行11間

本堂規模表記の奥行11間は後堂(うしろどう)の廊下幅は含まれないので
実質の大きさは奥行12間となります
西側外壁には不燃・遮熱・耐候性に優れた14ミリ厚の
繊維強化セメント製珪酸(けいさん)カルシウム板を設置

唐破風(からはふ)屋根本玄関
屋根の曲線ラインは西本願寺の国宝・飛雲閣(ひうんかく)を参照


フルオープンの上吊り折障子式二重ガラスサッシのため夜の本堂は本当に明るいです

大間(だいま)

大間78畳+土間14畳+ 舞台としても活用できる外陣(げじん)13畳
椅子は拙寺オリジナルみのはん製


正面の折戸を閉めて椅子席最大200席の特設ステージ会場に


1963年製「YAMAHA G2B アントニン・レーモンド」
ヤマハ銀座ビルを手がけ、その竣工記念として
建築家アントニン・レーモンドが設計デザインしたグランドピアノ
全国で3台のみ製造された稀少モデル
篤信の方が新しい本堂にと寄贈して下さったもの
弦など内部を完全オーバーホールして往年の音色が蘇りました

内陣(ないじん)

外陣(げじん)を大間より50センチ高く設定
框(かまち)には前々・前本堂の大虹梁(だいこうりょう)を設置


内陣の宮殿や仏具は基本的に前本堂のものを再利用
なるべくコンパクトな広さにした分スポットLEDで奥行きを演出


前卓(まえじょく)は若林仏具製作所製の拙寺オリジナル六鳥(ろくちょう)仕様
阿弥陀経に出てくる六羽の鳥は右から白鵠(びゃっこう)孔雀(くじゃく)
鸚鵡(おうむ)舎利(しゃり)迦陵頻伽(かりょうびんが)
一番左が頭が2つある共命之鳥(ぐみょうしちょう)

建具(たてぐ)

正面には千年障子と命名した折戸を設定
樹齢約1,000年の杉一枚板を両面とも浮造(うづく)りして製作
共木(ともぎ)といって1本の木から切り出した板のため木目が連続しています


杉板は長さ2間の一枚板だったため
上下連続に配置して南北余間(よま)の欄間(らんま)を製作
枠には神代杉(じんだいすぎ)を象嵌(ぞうがん)してあります


本玄関から本堂へ入る右手にある大きな板戸
4尺×7尺の秋田杉の無垢(むく)一枚板で製作

夜景

星空の夜にシャッタースピード30秒で撮影
この写真はたいへん気に入っていて本堂落慶記念曲の楽譜表紙に採用


A4サイズの縦横比にするとこうなります


和泉の本龍寺

〒444-1221
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